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商品開発

ICHIGAYA MODULE


超並列分離膜モジュールで、CO2削減を加速させる未来へ
株式会社空調服(本社:東京都板橋区、代表取締役会長:市ヶ谷 弘司)は、選択的端面封止技術を用いた、分離膜のセル化と、その技術を応用した超並列型分離膜モジュール、各種分離用モジュールの製法を2025年3月10日(月)に公開いたしました。各種技術の販売開始は2025年以内を予定しております。

【選択的端面封止技術とは】
●供給側流体の通路 ●透過側流体の通路
の2種類の通路が露出している積層体の端面で、その一方の流通口を閉鎖し、他方の流通口 を開口する技術です。両方の流路が露出した端面に封止材を塗布し、2つの流路の構成材の濡れ性の違いにより、一方の流路口だけに封止材が浸透する方法の他、様々な手法があります。
この技術により、


・1枚1枚、接着剤を塗布するため、製造コストが高い
・接着の糊代が広く、高性能な分離膜を最大限に活かしきれない
といった、従来の分離膜モジュールが抱える課題点を根本的に解決し、『糊代削減による性能向上』『製造コストの削減』『分離膜モジュールのセル化』が実現可能となります。


【選択的端面封止技術で製作した分離膜モジュールと応用例】
(1)超並列型分離膜モジュール
・1mm厚の分離膜を積層して立方体を形成。1mmの厚さにスライスし人工木や人口葉モジュールへ。分離膜によるDAC(直接空気回収技術)の実現へ大きく前進。
・高濃度の排ガスからCO2を分離するプラント用のモジュールの実現へ。


(2)スパイラル型分離膜モジュール
・1枚1枚接着剤を塗布していた積層工程がなくなり、大幅コストダウンや高速製造の実現へ。


(3)ロール型分離膜モジュール
・選択的端面封止技術により、トイレットペーパーを製造するような積層が可能となり、平膜と中空糸膜、双方の利点を最大限に活用した「両面分離内幕テープ」の製造や、その概念によって大幅コストダウンと高速製造の実現へ。


この技術はCO2回収だけではなく、海水淡水化や超純水などの水処理、食品・飲料産業、化学・石油化学産業など、さまざまな分野への応用が可能です。



選択的端面封止技術、各種モジュールの説明はこちら↓

ICHIGAYA MODULE



YouTube動画「ICHIGAYA MODULE」



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本件のお問い合わせはこちらから

空調フェイスシールド™

空調フェイスシールド™につきまして、たくさんの取材やお問い合わせ本当にありがとうございました。
この度、製品版が完成したため、変更点及び仕様についてご報告いたします。

  • ❶ 12Vのバッテリーでファンを駆動します
  • ❷ 頭頂部に配置されたプロペラファンで外気を取込み、直下のフィルタを通してシールド内へろ過された空気が入ります。ファンを上部へ配置した理由を別途説明します。
  • ❸ 柔軟性に富んだスポンジにより様々な形の形状でもフィットし、シールド内部の機密を確保します。
  • ❹ 下部の排気側のフィルタにより、感染者からの飛沫の拡散を防ぎます。
  • ❺ シールドは透明度に優れたPETを真空成型により成型します。

前回からの変更点

  1. デザインや着脱性を考慮し、袋型からお面型へ変更
  2. 防護だけではなく、感染拡大を防止するため
    排気側へもフィルタを追加
  3. フィルターの面積を広げることで圧力損失が低減し、遠心ファンから低振動性、低騒音性に優れた
    プロペラファンへ変更
  4. 効率的に排出されたCO2を排気するため、
    吸気ファンを上部に配置
  5. 12Vファンに対応した専用小型バッテリーを開発中
  6. 眼鏡をかけている方にも違和感なく使えるように対応しました。
  7. Sサイズ、Lサイズの2種類のサイズを用意しました。

詳細仕様

フェイスシールド
(1)サイズ
Sサイズ:一般的な女性の顔のサイズ / Lサイズ:一般的な男性の顔のサイズ
(2)内部気圧:約22Pa at 12V
(3)重量:約260g
フェイスシールド部は、透明度に優れたPETを使用し、外部側と顔側の2ピース構造です。この2つは超音波融着で完全に接合され、顔開口部はウレタンスポンジで覆うことにより様々な形状の顔にフィットし、外部との気密を確保します。上部にファンユニット、吸気フィルターを配置,下部に排気フィルターを配置することで効率的にシールド内部のCO2濃度を下げることが可能となります。
ファン
低振性、騒音性に優れた40mm×40mmのプロペラファン。
フィンガーガードを通して、22L/minの空気をシールド内部へ取り込みます。
●吸気量と消費電力
① 12V時:毎分約22L 1.1W
② 10V時:毎分約19L 0.7W
③ 8V時:毎分約14L 0.5W
バッテリー
(1)出力電圧と動作時間
① 12V 約7時間
② 10V 約11時間
③ 8V 約18時間
(2)充電時間:約3.5時間(USB DC5V/1Aアダプター使用時)
(3)重量:約93g
電源装置には繰り返し使用可能なリチウムイオンバッテリーを専用設計。
小型の3250mAhのバッテリーを使用します。使用状況に応じて、12V,10V,8Vに調整ができ、12Vで約7時間の連続動作が可能です。防水規格は簡易防水構造とし、液体散布による消毒に対応可能です。充電は汎用のUSB Type-Cで行います。
フィルター
(1)サイズ :100mm×50mm
(2)構成 :不織布×2,マイクロフィルター×1の3層構造
(3)捕集率 :99.4%(注1)
フィルターは5cm×10cm、N95対応フィルターの3層構造です。
圧力損失は22Pa at 22L/minで、外部からの感染防止のための吸気フィルターのほか、使用者が保菌していた場合に、外部へ飛沫を出さないよう排気側にも同様のフィルターを使用します。フィルターは状況に応じて交換が可能です。この構成により、取り込み量22L/min,内部気圧22Paとなり、清浄された空気でシールド内部は常に陽圧状態で外部の有害物質から保護されます。
(注1:6枚の平均値(測定方法:ASTM F 2299)であり、性能を保証するものではありません。)

■着脱について

頭部への固定は2本のバンドを後頭部にかけることで固定されます。
使用後は、必要に応じて消毒を行うことで繰り返し使用が可能です。

「空調フェイスシールド」は、
㈱セフト研究所・㈱空調服の特許および
技術を使用しています。
「空調フェイスシールド」は、
㈱セフト研究所・㈱空調服の商標です。

  • 空調フェイスシールド™装着

  • 空調フェイスシールド™正面

  • 空調フェイスシールド™左横

  • 空調フェイスシールド™後頭部

  • 空調フェイスシールド™右横

  • 後頭部ファン

  • 吸排気フィルター

  • ファン

「空調フェイスシールド™」は(株)セフト研究所・(株) 空調服の特許および技術を使用しています。
「空調フェイスシールド™」は(株)セフト研究所・(株) 空調服の商標です。

Introduction

空調フェイス
シールド™とは?

空調フェイスシールド™とは、フィルタを装備したファンユニットを頭部にかぶるフィルムシールドに取付け、浄化した空気を取り込むことによりシールド内部を陽圧にすることで、フェイスシールド内を清浄にし快適に過ごすことのできる密閉型陽圧式フェイスシールドです。
1.シールド部(ポリエチレン 0.04~0.05mm厚)
2.ファンユニット(フィルタ込み)
3.電源ユニット(リチウムイオンバッテリー)
この3点で構成されます。

「空調フェイスシールド™」は(株)セフト研究所・(株) 空調服の特許および技術を使用しています。
「空調フェイスシールド™」は(株)セフト研究所・(株) 空調服の商標です。

フェイスシールドの構造

  • 汚染された空気は浄化ファンによりろ過されシールド内部へ入ります。
  • ファンの圧力によりシールド内部は陽圧となり空気排出孔より排出されます。
  • シールド内部は常に陽圧であるため、首元などのわずかな隙間から外気が侵入することがなく内部はクリーンな状態を維持します。

[構成部品]

1.ファンユニット
ファンは50mm×50mmサイズを用い、強力な圧力でフィルタ越しに外気を取り込みます。空気取り込み口には、用途に応じて様々なフィルタが取り付け可能です。フィルタは抑え具で周囲に圧力を加える形で固定し、外気との気密を確保します。使用後はフィルタのみ交換することで、繰り返し使用することが可能です。
2.バッテリーユニット
駆動用の電源には充電式のリチウムイオンバッテリーを使います。円筒形セル2本構成として、5V出力で約10時間の連続動作が可能です。防水性能を備えているため、使用後の消毒にも対応予定です。

MOVIE

着脱について

汚染されている環境では、安全に着脱ができる必要があります。 フェイスシールドを外すときは首に巻いた伸縮ベルトを取り、清潔なフェイスシールドの内側を表に出すようにすることで頭部が汚れることなく取り外しが可能です。消毒後、ファンを外しフィルムシールドと伸縮ベルトとフィルタは廃棄します。着脱の様子を動画にまとめましたのでご覧ください。

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